私が初めてゴルフをしたのは、今から10数年前のことでした。
会社のゴルフコンペで出場する予定はなかったのに、急きょ出場することになったわけです。
それまでゴルフの経験は無く、ゴルフクラブを握ったこともありませんでした。
まずやらなければならない事は、ゴルフ用品一式揃えなければならないことでした。
近くの量販店のゴルフコーナーで、セット売りのバッグとクラブを購入しました。
パターは別売りだったので、一番安いものを選びました。
後、ゴルフボールとゴルフシューズを購入しましたが、ゴルフウエアは家にあるものを着て行く事にしました。
ゴルフコンペまで1週間もなかったので、ゴルフをしている友人に連絡を取りました。
「今度ゴルフコンペに参加するんだけど、練習しておいた方がいいかな?」
「少しでも練習しておかないと、コースに出た時大変だよ。止まっているボールなのに全然当たらない、空振りばかりなんて事になるよ。」
学生のころから運動神経には自信があったので、ゴルフも簡単に思ってました。
「一度ゴルフ練習場に付き合ってくれないか?」「いいよ夕方からなら。」
次の日の夕方、近くのゴルフ練習場で待ち合わせをしました。
ゴルフクラブの握り方から、スイングの仕方まで一通り教わりました。
「じゃあ、ボール打ってみよう。」
いきなりの空振り。友人は大笑いしていました。
「初めにクラブを構えたところにグラブのフェイスを戻すんだよ。頭は動かさないように。」
少しづつボールが前に飛ぶようになりましたが、クリーンヒットがほとんどありませんでした。
「アイアンでこれじゃ、ドライバーはもっと散々なことになるだろうな。」
案の定こんな状態でコンペに参加したのもですから、結果は散々なことになりました。
頭で解かっていても、体が思うように動いてくれない。
これがゴルフだとしみじに思い知らされました。
こつこつと日頃の努力が必要ということですね。